星野 源 横浜アリーナ2Days「ツービート」 弾き語りDay(2014年12月16日(火))「普通じゃない普通」

2015年1月6日

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No.3

星野 源
横浜アリーナ2Days「ツービート」
弾き語りDay(2014年12月16日(火))

ニュースを見て驚いた。横浜アリーナで弾き語り単独ライヴ? 通常単独ライヴの合間の弾き語りを想像し、いくらMCが上手くても弾き語りだけで時間がもつのか。しかし終わってみればその心配は、180度ひっくり返っていたのだ。
12月16日「弾き語りDay」、17日「バンドDay」の2日に渡り開催された星野源の単独ライヴ「ツービート」。初日である弾き語りDayは、ミニスカサンタ2人をはべらせての登場から始まる。一人淡々と歌い始めた星野だが、長岡亮介(Gt)や奥田民生をゲストで呼び、セッションが行われた。実は、奥田が行った広島球場での弾き語りライヴに感化され、このライヴは行われたというのだ。さらに、セグウェイでステージを行き来し、最後はバンドで“Crazy Crazy”を演奏したあと、一人“Stranger”で幕を閉める。
振り返ればほぼ弾き語りだった。その日は雨がしとしと降る寒い日だったが、終了後、弾き語りの概念を壊した様な圧巻のステージに、会場は高揚感で熱が冷めることはなかった。「今日は歌い始めた頃と今を繋げるライヴにしたいと思ってやりました。六畳一間で作った曲を皆さんに聴いてもらえるのは嬉しいです」と、終了間際にこの日初めて神妙な面持ちで語った。そう、彼の根源はここだ。星野の歌には自分の中の気づけなかった思考をどうしようもなく震わせる力がある。声にコンプレックスがあったこともあるが、一人鬱々と歌っていた、こそばゆい気持ちが歌声・曲とともに外へ出ると、倍音のように共鳴する。さらにギターノイズも極上のBGMとなり、まっすぐ届く言葉に胸が熱くならざるを得ない。
病気で長期療養をしていた星野だが、しんみりとしてしまいがちな空気をそのまま表すことも絶対にしない。心配や同情が嫌いだからこそ、純粋に楽しいと思えるライヴを、彼の魅力に引きこまれた最上級のサポートメンバーの力も借り、いとも簡単に(みえるように)やってのけた普通じゃない、最高の一夜だった。

山吹 彩野

 

 

※このランキングは12月10日~12月19日の期間に発表されたものを対象にしています。

 

 

星野源 ワンマンライブ
STRANGER IN BUDOKAN
2015年1月18日(日)13:45~15:15

 

映画『地獄でなぜ悪い』
2015年1月18日(日)15:15~17:30

 

WOWOWライブ「星野源スペシャルおかわり!」
星野源
横浜アリーナ「ツービート」
2015年1月18日(日)17:30~19:00

 

<関連番組>
TV Bros.TV別冊 星野源(全3回)
2015年1月18日(日) 20:15~21:00

 

大人の新感線『ラストフラワーズ』2015年1月18日(日) 21:00~

 

【セットリスト】

01. 歌を歌うときは
02. ギャグ
03. 化物
04. くせのうた
05. レコードノイズ
06. フィルム
07. くだらないの中に
08. 穴を掘る
09. Night Troop
10. 地獄でなぜ悪い
11. ひらめき
12. スカート
13. 冬越え
14. 透明少女
15. 老夫婦
16. さすらい
17. MOTHER
18. 愛のせい
19. 桜の森
20. ワークソング
21. 夢の外へ
22. ばらばら
<アンコール>
23. Crazy Crazy
24. Stranger

 

星野源 公式HP
http://www.hoshinogen.com/

 

明日は、まだ20代前半ながらも、大物からの熱い視線を送られている、オーストラリア・メルボルン発のアーティスト。ネットにも情報がまだほぼない状態の彼、誰よりも先駆けて知っておくべし!