第8位 武藤彩未 「Special Live「BIRTH」」 渋谷公会堂(2015年4月29日(金))「自信とプライドのアイドル」

2015年5月23日

1位荒池_武藤画像
No.8

第8位
武藤彩未
「Special Live「BIRTH」」
渋谷公会堂(2015年4月29日(金))

溢れんばかりにみなぎる自信。そして完璧なアイドルであろうとする強いプライド。武藤彩未は最近珍しい「陽」のアイドルだ。
昨年に引き続き行われた彼女のバースデイライヴ。序盤は安定したヴォーカルと、指先の表現まで意識されたダンス、そして楽曲のキメとタイミングの合ったレーザービームなどの演出で会場を完璧に彼女の世界観で包み込む。“宙”では白い大量の光線が四方八方に伸び、武藤は私を見てくれ、と言わんばかりに凛とした姿でのパフォーマンスを見せる。
そんな彼女を中心にして進むライヴだが、とあるハプニングが起こる。“A.Y.M.”のパフォーマンス中に、歌詞の一部を飛ばしてしまったのだ。一瞬焦った顔を見せる彼女だが、そのままライヴは進行、本編最後の曲が終わる。バンドメンバーがステージを去ってこれからアンコールが起こるのかと思いきや、すぐさま彼女が「悔しい、もう1回やっていいですか?」とメンバーを呼び戻す。そしてそのまま改めて“A.Y.M.”を披露したのだ。それまで粛々とステージをこなしているような彼女が見せた熱さ。それに反応するように、それまで彼女を値踏みするように距離を置いて鑑賞していた2階席の観客とも距離が縮まり、一気に会場の熱量が高まった。そのまま突入したアンコールでは、ロックテイストな新曲で観客が手拍子やコールアンドレスポンスをするなど、前半とはうってかわって会場の一体感を感じる熱いものになった。
最近はヘタレを売りにしたり、自分は可愛くないと自身を低く見積もるアイドルが多い。そうすることでファンの応援心はくすぐられている。しかし武藤は逆に、自分は最高のアイドルだという気概を見せる。自信に満ち溢れ、だからこそミスには人一倍悔しがる。そんな彼女の熱は今のアイドル界において、まぶしく映るのだ。ファンに支えられるのではなく、ファンを引っ張るようにして、今後も彼女はアイドル街道を突き進むだろう。

荒池 彬之

セットリスト

1. Are You Ready2015

2. Doki Doki

3. Seventeen

4. 女神のサジェスチョン

5. ミラクリエイション

6. 宙

7. Daydreamin’

8. 風のしっぽ

9. とうめいしょうじょ

10. 永遠と瞬間

11. RUN RUN RUN

12. パラレルワールド

13. A.Y.M.

14. 交信曲第1番変ロ長調

15. OWARI WA HAJIMARI

16. A.Y.M.

-アンコール-

17. 新曲

18. 未来へのSign

19. 時間というWonderland

20. 明日の風

-ダブル・アンコール-

21. 彩りの夏

 

※5月21日〜5月30日の10日間でお届けする、最近の音楽の話題をランク付けしたランキングです。

 

武藤彩未公式HP

http://www.mutoayami.jp/

 

武藤彩未 「パラレルワールド」

 

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明日の第7位は人気ロックバンドの愛についての歌です。色んな愛の形を、様々なモチーフを用いて歌ってきた彼ら。今回のモチーフは信号のようです。

 

MUSIUMによる武藤彩未のアルバムレヴューはこちら!

アイドルシーンを異次元へと引き上げる衝撃作 武藤彩未『I-POP』 

 

5月21日~5月30日公開のMUSIX RANK

10位「ポップスとはかくあるべし」花澤香菜「花澤香菜 live 2015 Blue Avenue」日本武道館(2015年5月3日(日))

 

9位「未だ進化の途中」Perfume『Relax In The City/Pick Me Up』