私とBase Ball Bear

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孤独から解放してくれたヒーロー

私とBase Ball Bear

 

Base Ball Bearは私を孤独から解放してくれたヒーローである。
私は中学生の時に邦楽ロックを好きになり、常日頃から邦楽ロックを漁る日々を送っていた。ただ、自分の周りにそんな音楽を好む人間はおらず、孤独を感じていた。そんな時、私はラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」を通じてBase Ball Bearと出会った。“Stairway Generation”のイントロのベースの響き、心の声を吐き出すように歌う小出祐介(Vo)に惹かれ、家で聴くだけでは我慢ならず、ライヴに足を運んだ。ライヴハウスには多くの邦楽ロック好き、Base Ball Bear好きで溢れていた。それからライヴハウスは、愛する音楽を共有できる仲間がいて、自分らしくいられる、孤独から解放される場所になった。
Base Ball Bearが自分にとってのヒーローであるのはもう一つ理由がある。それは、私が彼らに憧れているからだ。「SCHOOL OF LOCK!」で「AでもないCでもない。その間でモヤモヤしたBな生徒のためのクラス、B組の講師Base Ball Bearです。」と彼らが自称したように、Base Ball Bearは群れない異質な存在だ。言わば、高校の教室に1人はいる、教室の端っこの席で寝ているような誰にも混じらない人間だ。私もそんな人間だった。だから、自分と彼らを似ていると感じた。ただ、そんなBase Ball Bearは代わり映えしない日常から抜け出し、ライヴハウスの舞台に登場すると一変、荒々しくも気持ち良さそうに音楽を奏でるロックバンドに生まれ変わる。
そのギャップに魅了され、彼らがヒーローに見える。そう、彼らに憧れているのだ。だから、私はライターや、DJとして音楽活動をしている。いつか、彼らのように音楽を武器に、ただの異質な存在だけで止まらない人間になるために。

畠山 拓也