私とMAN WITH A MISSION

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その日、彼らの力強い音楽とその姿を見た。

気づけば、音楽の世界に引きずり込まれていた。

私とMAN WITH A MISSION

 

MAN WITH A MISSION(以下、マンウィズ)は、頭が狼、体は人間という究極の生命体の5匹組だ。バンドらしからぬファンシーでキュートな見た目をしながら、一切の油断を許さない攻撃的なサウンドと2匹のヴォーカルが交差するエモーショナルなメロディを持ち合わせている。
可愛いルックスも大好きだし、独自の音楽性も大好きだし、私はそんな彼らを溺愛している。彼ら以外にも好きなアーティストは数多くいるが、その中でも彼らが特別な理由がある。それは、音楽の持つ可能性や大きなエネルギーを教えてくれたからだ。
彼らとの出会いは4年前。人生で初めて参加したロックフェス「METROCK 2013」で、今でも脳裏に焼き付いている。
彼らがその日のトップバッターだったが、なんと私がマンウィズの物販に並んでいる最中にライヴがスタートしてしまったのだ。幸いにも、「もう買える!」ぐらいの位置だったので物販で買ったタオルなどのグッズを持ったまま1曲目の“distance”が鳴り響いている開場に全力で走りこんだ。フェス自体が初めてだったので、人の多さとステージの広さに圧倒されたが、怯むことなく進み続けた。
楽曲はあまり聴いたことがなかったが、「とにかくカッコイイ。前で見たい!」と自然と体が動く。いつの間にか最前ブロックのモッシュゾーン手前まで来ていた。それ以降の彼らのステージの記憶は、衝撃と楽しさと興奮で曖昧だ。そして最後の“FLY AGAIN<”では開場にいる1万人以上もの観客がサビで腕を交互に挙げる。それが「お決まり」ということも知らずに、フェスならではの興奮と開放感が作り上げる一体感に打ちのめされた。
ライヴレポートみたいになってしまったが、本当に衝撃を受けたという記憶は色あせないし、4年前のその日は自分にとって特別な1日になったのだ。彼らが観客とともに作り出した、今まで味わったことのない感動を目の当たりにして、楽しいを通り越してもはや人生が豊かになった気がした。
その日以降、実際に音楽への熱量や価値観は変化して、こうして音楽に関する文章を書くようにもなった。マンウィズを通じてたくさんのミクスチャーやラウドのアーティストを知ることもできた。いや、むしろ最近は知らない音楽があるのがもったいなくて、ジャンル問わず新しい音楽を探し求めている。
また、フェスの感動が忘れられなくなってフェスやライヴに頻繁に足を運ぶようにもなった。フェスだけでも北はARABAKI ROCK FEST、南はWILD BUNCH FESTと沢山のイベントに参加した。ただ、改めて思い返すと、足を運んだほとんどのフェスで彼らのステージを観てきた気がする。フェスでもツアーでも毎回違う景色を見せてくれるのに、毎回同じように極限まで高めた熱量で臨んでくれる。そんな彼らを、これからも応援し続けるし、グッズも買い続けるつもりだ。
最後に余談だが、彼ら5匹には担当の色が振り分けられていてグッズもそれに応じて5パターン出ることが多い。パッと見同じ狼だが、一匹一匹の特徴も性格も異なる。そんな恋しちゃうようなアイドル的な部分も彼らの人気の秘訣だと思う。ちなみに私は、基本的にサビ担当なので楽曲では出番こそ少ないものの、マンウィズの要を担っているオレンジ担当、トーキョー・タナカ(Vo)推しだ。

小澤 一樹